老犬介護カート・出張組付けサービスの流れ

老犬介護は、飼い主さまの大きな負担に

人間と同じく、犬たちも高齢化が進んでいます。人の場合は介護施設などが整備され、家庭での介護負担は減少傾向にありますが、犬の場合はまだまだそうはいきません。飼い主さまがご自宅で介護を担うケースがほとんどで、大きなご苦労が伴います。

老犬になると、痴呆による症状として「夜鳴き」「旋回歩行」「後退できない」などの行動が見られるようになります。進行すると、自力で立ち上がれなくなり、排泄や食事の介助、さらに床ずれのリスクも高まります。

そんな時に役立つのが「老犬介護カート」です。

老犬介護カートの必要性と選び方の難しさ

老犬介護カートがあれば、介助の負担が大きく軽減されます。しかし、どこで、どんなカートを選ぶべきか悩まれる方も多いはずです。

インターネットでは手頃な価格のカートもありますが、「サイズが合わない」「メンテナンスが自己責任」「素材が合わずケガをする」など、さまざまな問題が発生することも。

当店には、他社製の介護カートを使用してうまくいかず、「改造してほしい」とご相談いただくケースが少なくありません。

出張組付けサービスのご紹介:事例と改善ポイント

今回ご依頼いただいたケースは、他社製カートからの乗り換え。当店の出張組付けサービスをご利用いただき、東京都まで伺いました。

使用中の他社製カートで感じた不満点

  1. 室内での方向転換が難しく、すぐ壁にぶつかってしまう
  2. 女性がワンちゃんを持ち上げてカートに乗せるのが大変
他社製品
他社製品

このようなお悩みは非常に多く、特に室内利用と飼い主さまの身体的負担に直結する重要ポイントです。

改善を重視して製作した当店オリジナルの老犬介護カート

飼い主さまのご要望をもとに、以下のような特徴を盛り込みました:

  • 狭い室内でも旋回できる機動性
  • 抱き上げ不要で、女性一人でもワンちゃんをカートに乗せられる構造
  • カートに乗ったまま食事が可能
  • カート上で眠ることができる安定性
  • オムツ装着対応で皮膚トラブルを軽減し、排泄も安心
4輪老犬介護カート
4輪老犬介護カート

出張組付けの流れ:打合せから完成まで

事前打合せ
 動画・写真を送っていただき、ワンちゃんの状態を確認。生活環境も考慮しながら最適な設計を提案します。

仮組フレーム
仮組フレーム

計測
 採寸表を使って飼い主さまに測定していただきます。不安な場合は、定規を当てた写真を送っていただければ、こちらで判断・アドバイス可能です。

後足の計測
後足の計測
前足の計測
前足の計測
腹囲計測
腹囲計測

仮組み製作
 フレームを仮組みして現地へお届けします。

出張組付け
 ワンちゃんの体格に合わせて微調整しながら、現地で組み立て。約3時間で完成します。

お引き渡し
 飼い主さまと一緒に最終チェック。完成したカートにワンちゃんが乗ると、感動して拍手が起こることも珍しくありません。

4輪老犬介護カート
4輪老犬介護カート

出張製作が人気の理由と今後の対応地域

出張組付けは、ご家族と一緒に“ワンちゃんのためだけのカート”を作ることができるという点で、非常に好評をいただいています。

今回のご依頼は東京都でしたが、関東方面への出張依頼は年々増加中です。
2025年は2月・5月・6月・7月と連続して関東出張が続いています。

まとめ:老犬との毎日を、もっと安心に、もっと快適に

老犬介護カートは、ワンちゃんにとっても飼い主さまにとっても、負担を大きく軽減できる重要なサポートツールです。

「うちの子にも必要かも…?」と感じた方は、ぜひお気軽にご相談ください。
出張製作・個別対応で、最適な一台を一緒に作り上げていきましょう。

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