バランスの良い犬の車いすを製作する

犬の車いすはバランスが重要です。
身体にあった犬の車いすは、すぐに乗ることができます。

たくさんの製作事例をUPしています。YouTube動画とブログで説明しています。

犬用車椅子の準備

車椅子の準備は、
ワンちゃんの身体が少しでも不自由と感じた時に考えなければいけません。
ワンちゃんは人間とくらべ、4年も早く歳月が過ぎて行きます。
手段を考えている間にも少しずつ歩行が困難になってしまします。
最初は、リハビリの為のサポートとして準備が必要です。

犬用車いすの製作

犬用車椅子にも幾つかのモデルがあります。
ネットなどで販売されている既製品から、オーダーメイドまで種類がありますが、
既製品がピッタリ合うのが何かにつけて一番良いのですが、なかなか上手くいきません。
少しでも無理があると、歩行の原因となる症状が悪化し車椅子にも乗れなくなってしまいます。

私の製作する犬用車椅子は、オーダーメイドですので身体の状態に合わせた車椅子が完成します。

身体に合った犬の車いす

車椅子のタイプの中で、後肢の不自由なワンちゃん用として、車体後部に車輪が付いた製品の説明となります。
ダックス、コーギーなど胴長のワンちゃんの歩行をサポートする場合に気を付けたいのが、後部の車輪の位置となります。
私の考えでは、ワンちゃんの状態にもよりますが、胴体中心部より少し後ろから膝部分までの間を車輪の取付位置と考えます。
調整範囲の中で、前位置だと前足に掛る体重は楽ですが尻もちをついてしまいます。
また、後位置だと腰は反り返り背骨、腰骨に負担が掛ります。丁度良い部分に車輪を付けることで安定した走行が可能となります。

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このタイプはダックスフンド用に考えた車両ですが、
2本のアンダーフレーム方式にすることで簡単に乗せることができ、
男の子の排尿も汚すことなくできます。
タイヤもベアリングが入ったウレタン製なので静かでスムーズです。
アルミフレームなので軽量で扱いやすくなってます。

※器用な方が、水道パイプで簡単に製作されていますが、
強度不足とバランスが原因の事故につながっています。
一時的な試作程度であれば問題ないのでしょうが、
長期間の使用や、身体に合わない製品は問題です。

車椅子に乗ることで気を付けたいのが、予想以上の速度です!
身体が不自由な時のイメージで車に乗ったものの、慣れてくると、
予想以上に走ります。リードを付けてないと止められないです。

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後部に持ち手を付けることで、前重心のバランスを調整し、後ろから支えてあげることで安定感ができ、安全に歩行することができます。

犬用車いすの製作と注文

基本的にオーダー製作となります。
店舗にご来店いただければ、詳細な打ち合わせと採寸、仮組、組付け、調整、1~2週間で製作することができます。

また、遠方のお客様の場合は、事前に動画を送っていただき、ワンちゃんの状態を確認させていただきます。
こちらから採寸表を送らせていただきますので、それに基づいた寸法で修正可能な状態で仮モデルを製作いたします。
あとは現地で組付け調整いたします。
これまでも関東~九州まで車で行けるところならお伺いさせていただいてます。

製作に掛る費用ですが、
ほとんど部品代程度の料金で製作しております。かと言って、適当に作っている訳ではありません。
参考価格は小型犬4万円~6万円
完全オーダーですので、部品点数と手が込んでくると費用も掛かります。
お問合せよりご連絡いただければと思います。

オーナーは現在トリマーですが、自動車整備士の資格も取得しておりますのでご安心を・・・

どのような製品(犬の車いす・老犬用介護カート)が必要ですか?

犬用車いす、犬用介護カートの製作を検討されている飼主さまにとって、
我家のワンちゃんには、どのようなも車を製作すればよいのか?

①どのような犬用車いす、犬用介護カートが必要ですか?
四肢、前脚、後脚、怪我、部分的な不自由を解消させることができるもの?
高齢によるふらふら歩行を安定、まだ歩行はできるけど不安なのでサポート的なもの?
高齢で痴呆が入り、支えがあれば歩行できるが、一定の回転運動をさせたい?
現状維持(高齢のため歩行より身体を起こせることができる)を保たせたい?

②製作に掛けられる時間、費用
1週間以内で製作してほしい・・・
現地で出張採寸、出張組付けしてほしい・・・
費用はできるだけ安価で(スタイルより価格重視)
スタイルより機能重視(犬の生活環境の考え重視)
費用はかかってもすべてを任せたい・・・

③打合せと製作にかけられる時間
とても重要なところで、ワンちゃんを拝見しながら生活環境に合わせた製品に仕上げるための打合せになります。
ここで、どのようなスタイルの車いすにすればよいか?しっかり検討します。
歩行を考えた犬用車いすにするのか、介護重視の老犬用介護カートにするのか?
高齢犬の場合、打合せ、採寸、製作、完成、納品までの間に身体の形も変化します。
打合せから製作までの期間が2週間以上経過すると打合せの時とは違う形状に・・・
高齢犬になると、寝てる時間が長いこともあって背骨が丸く固まっていきます。
採寸後、時間の経過とともに採寸の寸法も変わってしまうこともあります。
このことから、いつまでたってもお客様が希望する製品が製作できません・・・
また、高齢犬の場合、日々変化することで納品時に上手く乗れても、2週間後にリベアすることもあります。

④納品後のメンテナンス
高齢犬の場合、日々身体の状態に変化があります。
犬用介護カートに乗ることで、寝たきりのワンちゃんも身体を起こせ、食事や排便などお世話が楽になります。
しかし、介護カートに慣れるまでは吠えたり、暴れたりもします。
元気なワンちゃんは、歩行できることで又ズレ、衝突なども考えられます。
慣れてくることで、歩行したり、生活のほとんどをカートで過ごしてると、身体の形にも変化がでてきます。
四肢の位置、首の位置、歩様の状態、個々によって変化する部分も違いますが、
1週間~2週間で調節が必要になる場合も考えられます。

ご家庭で日々変化する身体を生活環境に合わせた工夫が大切なメンテナンスになります。

製作事例
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